姉母映画を観る

  • 2017.03.22 Wednesday
  • 20:24

「この世界の片隅に」がヒットしている。

私と娘はすぐに見に行ったけれど、娘はその後3回も観ている。

そして、主人公のすずさんは姉母と同じ年と分かった。

 

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姉母は、戦争時の話をする時は生き生きとしている。

あの頃、「生きてる」って感じがしていたとよく話している。

長姉と姉母が我が家に来ると、子供の頃の想い出を談笑している姿がいい雰囲気だったから、二人を「この世界・・」に連れていきたいと娘が言い出した。

折角だけれど、長姉は外出は無理だった。

 

姉母は、映画と言うと瞳に力が宿ったように見えた。

朝一番に定期検診の病院に行き、二人で出かけた。

am11:40からなのでお腹が空いたら困るからと、娘はドーナツと紅茶を用意したらいい。

館内は10人ほどの観客で空いていた。

そして、映画が始まると隣の姉母は食い入るように見てくれると娘は信じたらしい。

けれど、聞こえてきたのはどうやら「いびき」らしかった。

終わると姉母は「案外短い映画やったねえ」と言ったらしい。

期待する感想はなかった。

 

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姉母の好物のお好み焼きを二人で食べて、駐車場階に行くと、そこは婦人服売り場。

セーターとカーディガンを買いたいというけれど、そこは多分20代用のコーナーだったらしい。

買う事に喜びがあるのだろうと娘は好きに任せていたらしい。

お気に入りを見つけて大満足した姉母は、涙をこぼさんばかりに喜んでくれたと言って娘が帰って来た。

 

娘は、映画のメイキングが面白いからと何度も観ているらしいけれど、今日はいくつかのチェックを見逃した。

姉母のいびきが周りに邪魔しないように気が張って仕方がなかったようだ。

 

私の出来ない孝行を代行してくれた娘に感謝。

この世界の片隅に

  • 2017.01.12 Thursday
  • 20:56

先日から始まった「この世界の片隅に」を昨日観てきた。

娘に以前から、かなりの勧められていて、いつの間にか絶対見たい映画のリストに上がってしまった。

 

 

原爆が落とされた広島を舞台にしているけれど、最初の頃は笑ってばかりの明るいタッチの映画だった。

主人公「すず」の声は「のんさん」だった。

ほのぼのとした広島弁で、まるで隣で話しかけられているように聞こえた。

アニメで描かれている事の効果なのか、全体の色調が淡く穏やかな気持ちで観ることが出来た。

 

内容については方々で語り尽くされているので敢えてここで書くことはしないけれど、この作品は全てフィクションとされているけれど、映画で描かれた史実は忠実に再現されているので、現代にすずさんが何処かにいるような気持になる。

年を数えると、私の姉母くらいの年齢ではないだろうか。

 

姉母は、戦時中の話になるととても雄弁になる。

丁度10代の終わりの頃だったらしい。

B29がキラキラ輝いて飛んできて、防空壕に入りながらも美しさに見とれたと、よく話す。

私が小学4年生の頃姉母は広島の住んでいて、夏休みに遊びに行くと原爆記念館に連れていかれた。

その展示物の恐ろしさは、未だにトラウマになっている。

 

この映画を観ながら、世界中でこの映画を観せて、戦争の悲惨さを報せて欲しいと思った。

否、すでに沢山の映像で戦争の悲惨さは伝えられて来たけれど、未だに戦争は終わることなく続いている。

 

世界の片隅に人々は営々と生活を築いている。

日々の暮らしを愛しく思えば、戦争のような不毛なものに向かう気持ちが和らいで行くだろう。

全世界に広めたい映画だった。

 

海賊と呼ばれた男

  • 2016.12.12 Monday
  • 21:56

久しぶりに熱い映画を観た。

 

 

慣れない大画面と大音響にたじろいだのはCMの間だけ、「海賊・・」が始まると,のめり込んでいった。

公開初日の2回目、観客は水を打ったように静まってエンドロールが終わって、照明が点いてもみんな黙り込んで席を立った。

「ふーっ」と息をしてから「よかったねー、感動したね」と話し始めたのはエスカレーターでテアトルを離れてからだった。

 

百田尚樹の同名小説の映画化で、出光興産創業者、出光佐三をモデルとしている。

平成の世の中に欠けているものを思い出させられる映画だった。

沢山の若者が観れば、日本が元気になるんじゃないかとさえ思った。大袈裟だろうか。

小さいおうち

  • 2014.02.05 Wednesday
  • 22:12
「小さいおうち」と言えば、バージニア・リー・バートンの童話を思い出す。
小学校か中学校の図書室でその本を読んだ時の面白さが忘れられず、大人になってその本を買った。
子供の時の私には「腹ペコ青虫」以上の存在だった。

それが、中島京子さんが2010年の直木賞を受賞した「小さいおうち」の映画化だとは最近テレビで度々流されるコマーシャルまで知らなかった。
コマーシャルフィルムに乗せられて、何年ぶりかでテアトルに出かけた。

主役の松たか子さんも好きな女優さんだけれど、女中役の黒木 華さんの存在が気になっていた。
NHKの朝ドラの時からキラッと光る女優さんだった。
今回も彼女がいてこの映画が出来たのではないかと思うほど、その存在感はどっしりしていた。

戦争の気配が近づく昭和10年に赤い屋根のモダンなおうちは建てられた。
ご主人様と奥様と坊ちゃんと女中のタキが暮らす小さなおうちの物語。
原作からイイトコ取りされたようなシナリオで150分という時間が長くはなかった。

昭和のモダンな家の中の美しい奥様に憧れる女中タキの回想から映画は始まる。
この小さなおうちは丁寧に作られた家と家具調度は昭和そのもので、私には懐かしい。
小道具の三つ引き出しは実家のお座敷にあったものと古さ加減まで瓜二つ。
我が家の三つ引き出しは私と兄の通知表が収められていた。
その座敷と、節分の日に父がキャラメルをまいてくれていた座敷の匂いまで思い出した。

奥様に不倫の気配を感じたトキの複雑な心境が黒木 華さんの所作から伝わる。
観る側はトキになりきってしまった。
映画はそれを意識して作られているのに、まんまとその手に乗せられた。
言いようのない懐かしい匂いが伝わる映画だった。

付き合ってくれた娘が珍しく何度も「いい映画だったねー」と言っていた。

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桃源郷フンザを観てきた

  • 2013.03.04 Monday
  • 21:41
 フンザを見てきたというのは映画の中でのお話。
中々会う機会がないYさんと朝一番の上映時間に合わせて浜大津のシネマ館に出掛けた。

原作は今朝までに残り10ページ位になっているので、映画鑑賞は見切り発車になった。
シネマ用シナリオに作られているので原作の通りではなかったが、隣の席でYさんがズーッとハンカチで目頭を抑えていたので、お誘いのしがいがあった。

フンザは富士山より高い7000m級の山が屏風のようにそびえてつ風景の中にある山あいの村だった。
大型バスが舗装もされていない、勿論ガードレールもない危ない山道を小石を飛ばしながら走しり、塗装のハゲかけた車が狭い道を縫うように走る風景は、パキスタンのみでなくアジアの町の方々で見かける風景で、どこか懐かしい風景だ。

原作を読むとどうしても映画の説得力は薄くなる。
原作の中心にあるのは「こころ根」だ。
こころ根を映像にするのはむつかしいけれど、もう少し迫って欲しかった。

こころ根の美しい人は心の奥に深い穴を持っている。
その穴を埋めようと、桃源郷フンザに向かって旅をする。
タクラマカン砂漠という途方もない大きな砂漠に向かい歩くシーンがあったけれど、大変な撮影だったろうなーとつまらない事が気にかかった。
原作では気温は41℃湿度2%ヒリヒリに乾いた土地であったらしい。
体中の水分が一気に蒸発するような気候であるとも書かれていた。

鳥取の砂丘すら上手く歩けなかった私には、生涯行くことはないと思うパキスタンのフンザ。
スクリーンに写される雄大な景色を見ながら、もう30才若ければと思った。
が、30菜も若いとパリやロンドンが気になって仕方がないだろう。
多分、もう行けないわと思う年になってようやく気がつく桃源郷の存在なのかも知れない。

今日は映画の中でフンザに会えた。
さて、こころ根は・・・。

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しあわせのパンーいい日、悪い日こもごも

  • 2012.02.14 Tuesday
  • 23:22

京都に出かけて「しあわせのパン」のシネマを観る予定だった。
カモメ食堂以来のホンワカシネマの予感がするので、京都シネマの狭い空間が似合うと決めていた。
ところが、今日に限って京都シネマはお休みだった。
出足をくじかれて、渋々大津パルコのシネマに出かけた。

ハンドバックのどこを探してもお財布がない。
娘がいたので急場はしのいだけれど「シニア料金」を証明するものも持っていない。
今までは顔パスだったけれど、改めて証明を要求されるとそれは困る。
今日は証明書の提示を求められた。
嬉しいのか困るのか。
「まあ、今日は顔パスで・・」と言うとあっさり「はい,分かりました」と言われるのもイトカナシ。

しあわせのパン

ポエム、童話の世界だった。
北海道洞爺湖の畔、月浦町に原田知世、大泉 洋の夫婦が営むパンカフェがある。
大泉がパンを焼き、原田が料理を作り、美味しいコーヒーを入れる。
そこに春、夏、秋、と訪れるお客は心に穴をあけている。
美味しいパンと料理は閉ざした心を溶かしていく。
沢山の言葉はないけれど、幻想的にも見える月浦の風景とお月さまがカフェオーナー二人の深層を伺わせる。
シナリオとしては意外性がある訳でもなく、多分と想像できるストーリーだった。
けれど、洋服に趣味のある人、雑貨好きな人、料理好きな人、綺麗な風景の好きな人。
うっとりと見入ってしまうだろう。
雑誌でいえば、天然生活やKU NERUのシネマ版だろうか。
趣味のよい家具や雑貨は北海道で発行されている「スロウ」という雑誌を参考にしたそうだ。
益々、北海道が好きになった。

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昨夏の想い出


三谷 幸喜作、演出 90ミニッツ

  • 2012.01.23 Monday
  • 22:32
 三谷幸喜50周年大感謝祭のラストドラマを大阪のシアター・ドラマシティーに観にいった。
今日が千穐楽という楽しみもあった。

舞台には机と椅子が2客
二人芝居なので、舞台装置もこのままで代わることもない。
さあ、どういう展開か

二人の男が口角泡を飛ばす90分をそのままに見せる舞台だ。
9才の子供が交通事故にあい、手術をしなければ助からないが、手術をすれば助かる命だ。
父親に近藤 芳正  手術をするように説得する医師が西村 雅彦
舞台上はこの二人だけ。
もう一人の出演者は電話
それぞれが電話の相手と話をしながら物語の背景を作っていった。
説得されそうになると、妻に電話をしてその都度振り回される男と大学病院の教授の椅子が目の前にあり、どうしても手術の承諾書を取り付けたい整形外科の副部長。
署名をする気に傾いたり、来世を信じて輸血を拒否する気持ちに変わったり綱引きのようの話が傾いていく。

三谷作品は笑いを誘う物だけれど、今回は少し違った。
けれど、方々に突っ込みを入れたくなるし、途中で場面が変わることもないのだからこのまま終わるのかなーと思うとふっと興味を無くす場面もあった。

千穐楽とあって4回のカーテンコールに満席の客席は立って拍手を送った。
が、この舞台はDVDで観たなら早送りが多かったかなというのが感想だ。

今頃の大阪はファイナルバーゲンの最中で帰りがすっかり遅くなった。

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夜の梅田界隈

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夕食の石焼ビビンバは美味しゅうございました。

ステキな金縛り

  • 2011.11.27 Sunday
  • 20:58
娘に絶対面白いから観ようと勧められていた三谷幸喜監督のコメディ

久しぶりに声を出して笑わせてもらった。
幽霊が証人として法廷に出てくると言うお話である。
法廷と言う厳粛な場所と幽霊と言う組み合わせを考えるのが三谷監督らしい。

妻殺しの殺人犯はその時間のアリバイとして金縛りにあって動けなかったと言う。
金縛りに合わせた幽霊、更科六兵衛は条件が揃えば姿を見ることの出来る幽霊である。
裁判所内では見える人見えない人が様々な反応をする。
濡れ衣を着せられて首を落とされた六兵衛は濡れ衣を着せられる悔しさを人一倍理解し懸命に証人になろうと努力をするけれど、そこは幽霊なので人間のようには運ばない。
もどかしくも可笑しく物語りは進む。

豪華キャストが無駄なチョイ役で登場するのも面白い。
これは三谷監督の得意とするキャスティングだ。

是非足を運んで大きなスクリーンでご覧下さい。


大阪市長選で橋下前府知事が圧勝したようだ。

一騎打ちなので、もっと接戦になるかと思っていたけれど、大阪市民は大阪市を変えたいと強く希望していた結果が出た。
民主党のように、公約のほとんどが実現できないようなことになると、国民の失望に繋がり希望まで無くすことになる。
新しい大阪が日本を牽引する都になることを切に願ってやまない。


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アタチも新しい大阪に期待チテルノ。

コクリコ坂から

  • 2011.08.13 Saturday
  • 22:18
 今日は、きなこがトリミングに出かける日。
犬の居ぬ間に「コクリコ坂から」を観て来た。

分かりにくい映画だった。
何となく分からないではないけれど、物語の組み立てが緩い。
音楽と、色彩の美しさで退屈はしないけれど。

主人公の女の子の名前は海。
時々「メル」と呼ばれる。
え、海じゃないのと突っ込みながら見た。
海はラ・メールそれを短くしてメル
急にそう呼ばれても見る側は混乱するばかり。
些細なことだけれど。

ジブリの作品は久しく見ていない。
映画の評判は悪くはなかったので出かけたけれど、メッセージが伝わらないし、感動がなかった。
残念

しかし、絵は美しい。
いつも思うけれど、緑色の描き分けは素晴らしい。

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きなこのトリミング前と後。
暑いので最高に短くした。
5.9kg、夏痩せなし。

食堂かたつむり

  • 2010.02.15 Monday
  • 20:39
 食堂カかたつむりを観てきました。
マーサの幸せレシピやショコラ、かもめ食堂等々
食に関する映画は大抵ほのぼのと観る人を幸せにしてくれる。

食堂かたつむりは食の循環もテーマにあるのか、ペットの豚が料理される。
うちのきなこを料理するような感覚が過ぎらないでもなけれど、私も他所の豚は食べているんだから目をつぶろう。

山の中のロケ地がきれいで、日本であることを忘れさせる。
「日本昔話」のイメージを被っているような田舎
最近の映画はCG処理が施されているから、そのままではないと思うけれど、日本の田舎の美しさが余すところなく描かれていて、私としては大満足。

風景の美しい田舎で一日一組の料理を作る。
ここなら出かけて行くなあー
ところで何処だろう。
中央高速の伊那、駒ヶ根からすぐのところらしい。
ここならアルプスが見えるし、風景は折り紙つきだわ。
それに、うちから車を飛ばせば3時間くらいでいける。

ええ、ええ映画の中だけの食堂ということでしたねえ。
分かっていますよ。

映像は光と影が美しく、フェルメールの絵画を彷彿とさせる。
田舎の燃えるような紅葉も、食堂の窓から垣間見る緑の姿も風景フェチの私を十分に満足させてくれた。
シナリオは・・こんなものでしょう。
映画はすべて作り物なんだから、とやかく言いません。

風景や食堂の小道具に見とれる映画でした。
それに、料理を作る人の手元。
楽しい時間でした。

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