札幌の寿司
 札幌に行ったならお寿司でしょう。
お寿司なら「すし善」でしょう。

すし善さんは沢山の支店をお持ちでお値段もそれぞれのようでした。
恐れ多い本店は遠慮してススキノの支店を予約しました。
午後7時
お腹を空かせて行きました。



予約しなければ到底カウンターには座れないと思っていたのです。
こちらは禁煙カウンターと喫煙カウンターに分かれています。



この夜禁煙カウンターのお客は家人と私の2人だけ。pm9:00ごろまでは・・。

板さん一人が付きっきり、お茶やおしぼりを出して下さる女性スタッフが一人付きっきり。
この雰囲気一寸しんどい。

アルコールなしで愛想がないのですが、まずは馬糞うにのお造りから頂きました。



これは美味しかった。

すし善さんの見せ場は板さんの包丁さばきかなあ〜。
長い刺身包丁が磨きこまれたまな板の上で流れるように動く。
細かい切り目は刃先が走る。
真っ白なさらしの布巾でその都度刃先は拭われ、その度にきっちりまな板が拭かれる。
ひと品が出されると板さんはじっと客の反応を待つ。
会話が続かないとこの沈黙の時間は味を落とす。

北海道の魚をお造りで頂いた後はそろそろ握りましょうか。



トロはこの箱に入って登場
今年のトロは未だ脂がのってないと言う説明があったので今日は大トロ
うーーん
確かに大トロの感じはしなかった。

清水の鮨屋「末広」さんはマグロを一本買いしているから豪快な切り身だったなあーと急に心が西に向く。
そうだ、アワビはどうだろう。
あれあれ、それとこぶしじゃないの??というような小ぶりのアワビが出てきた。
清水の大きなアワビが恋しい。

「ねえ、板さんこちらの酢飯薄くないですか?」
「少し薄いかもしれませんねえ」と決してお客を傷つけないのはさすがだけれど「東京の支店とは違いますねえ」とおっしゃる。
今回はここ以外では寿司を食べてないので分からないけれど、北海道の寿司めしの酢具合はこんなものでしょうかねえ。

寿司めしはおひつに入れられて厳かに出てきた。
そのおひつに私は目をむいた。
桶の木は黒いカビがびっしり付いている。
「私が住むところに有名な桶やさんがあるけれどそこのご主人は桶は二つ持って交互に使うのが理想とおっしゃいますが、干す時間はどのくらいあるんですかあ?」
「今夜の営業が終わって明日の昼までですねえ」
磨き上げられたピカピカのカウンターやまな板は美しかったけれど、このお櫃で私のテンションは一気に下がってしまった。
最後に巻物をお願いするとこれ又糸の間に黒いカビのついた巻き簾が出てきた。
巻き簾は安いものなのにね。
お櫃は黒くなるのが普通と思っているのでしょうか。
カウンターやまな板が黒くなると見過ごせないでしょうに。

清水ではカウンターから見えない所にあったから確かめてはないけれど、お客の目に触れる処に出す以上はまな板と同じ扱いをしてほしいなあ。
なんだかひどく裏切られた気がした。




| skog | 雑記帳 | 21:33 | comments(0) | - |